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ラビ・バトラ2009年断末魔の資本主義4

第2章 バラク・オバマはアメリカを救えるか

●オバマ氏は今後も米国民に支持されるか

オバマ氏は、08年10月14日のCBSテレビなどによる世論調査では、
53%という過半数の支持を得た。この数字はマケイン氏の39%に大きく水を空けるもので、
このころから当選が確実視されるようになった。
しかし、最後まで勝利を確信することができない「落とし穴」がそこには存在していた。

それは、選挙当日、ブラッドレー効果があらわれる可能性が残っていたことだ。

ブラッドレー効果とは、1982年のカルフォルニア州知事選挙で、
世論調査では圧倒的に有利という数字が発表されていた、
アフリカ系アメリカ人のロサンゼルス市長(当時)トム・ブラッドレーが、
いざ、開票してみると世論調査とはまったく異なる結果となって落選した現象のことだ。

白人の有権者が世論調査を受けた場合に、
自分が差別主義者であると思われたくないがために、対面式の調査では、
アフリカ系アメリカ人候補であるブラッドレー氏を支持する、と回答していたというのだ。

この懸念に対しては、投票以前から、現在の世論調査が対面式などではなく、
自分の意見を偽る必要がなくなっていることや、
時代が変化したことなどを挙げて、ブラッドレー効果は出現しないとする意見も目立った。

選挙結果は、やはり「時代の変化」を示すものだったといえるだろう。

オバマ氏も勝利演説で次のように語っている。

「民主主義の力をいまだに疑う人たちへの答えが出ました。
アメリカ国民は、私たちが単なる『青い州(民主党のシンボルカラー)』や『赤い州(同・共和党)』
の寄せ集めではなく、一つの『アメリカ合衆国』であり、
今後もそうあり続けるというメッセージを世界に発信したのです。」

アメリカ合衆国の国民の心を「結合させる」という意味で、
オバマ氏は、「エンパシー(心の同調)」をスローガンの一つとして掲げていた。

問題は、オバマ氏の経済、政治における手腕、具体的政策が、
さらに米国民の支持を受けるかどうか、という点となる。
100年に一度、または数百年に一度の巨大な金融と経済の崩壊を前にして、
支持され続けることができるかどうかが問われるのだ。

アメリカ国民は、オバマ新大統領が金融・経済危機を終わらせてくれると期待している。
しかし、その期待はまず裏切られることになる。
金融も経済もこれからさらに悪い状態となり、不況に突入するからだ。

オバマ氏は市民の苦悩を一身に引き受け、問題を解決しようとするだろうが、
彼も「魔法の杖」を持っているわけではない。
古い政治思想、役に立たない経済政策をすべて取り除いて、
経済を回復させるためには数年を要するのだ。

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「シネマ・コンプレックス」

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ジャンル : 本・雑誌

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